第10回市民財団奨励賞

肌が震えた
理事長小野友道

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 コロナが感染症法分類で第5類へと移行した。インフルエンザと同じ扱いである。マスクもご自由にとあいなった。しかし、まだまだ油断は禁物で、特に沖縄・東京などでは患者数が増え、いささか不気味ではある。コロナよ、もう充分暴れたではないか。これ以上迷惑かける気なら、人類は君の撲滅にさらなる知恵を絞り、きっと、君の息の根を止めることになることを覚えておくことだ。と勇んでみたがまだまだ巷ではマスク顔が圧倒的である。

 しかし一方でコロナの勢いが衰えてきて、芸術文化の活動も対面で行われ始めた。本財団の奨励賞授賞式も久しぶりに熊本市現代美術館で行われた。ヒトの素晴らしい声、筝が奏でる音色が私の肌を震わせた。皮膚は音や光さえ感じるという科学的論文がある。恐怖ばかりでなく感激した瞬間も皮膚に鳥肌が立つ。手に汗握るのである。皮膚は感激を受け取る感覚器である。そう解剖学的な表現の「皮膚」が感情を表現すると途端に「肌」と呼ばれるようになる。「鳥肌が立つ」以外にも「肌が合う」や「肌を許す」に至るまで様々である。

 かくして芸術から受ける感動はどうしても肌で感じなければならない。WEB発信では隔靴掻痒遠く及ばない。

 Skin ship(スキンシップ)という人口に膾炙された英語がある。いや実はこれは英語の辞書には掲載されていない造語である。アメリカあたりでskin shipというと何やら怪しい意味合いで取られるようである。しかし、日本でのスキンシップは特に母子の関係において極めて大切な意味を表現してやまない。母親は子供の体温や汗の状態などからすべてを探るのである。赤ちゃんも母親の手を強く握りしめ放さない。唯一の拠り所としての母親の手の温もりで安心しきって眠るのである。

 握手やハグには極めて大切な意義がある。

 コロナよ去れ。コロナよ去れ。コロナよ去れ。

 

第10回市民財団奨励賞3作品が決定しました。

芸術の部 団体

(1)作品名:「アイラヴ漱石先生 朗読館」
   団体名:株式会社エフエム熊本 代表取締役荒木正博

●選考理由
 
夏目漱石が熊本の地に降り立って150年余。漱石の作品は今も私たちに深い感動を伝えてくれます。この度の熊本県内の高校生らが夏目漱石の作品を率直に語り合った御社制作のラジオ番組「『アイラヴ漱石先生』朗読館」は、夏目漱石の作品について理解を深めたい、漱石について詳しく知りたいという欲求に応え、現代の若者たちに漱石を身近に感じられた素晴らしい企画でした。生徒たちの等身大の言葉で語られる内容は、私たちに感動を与えました。このような取り組みの継続と今後益々の活動に期待します。

(2)作品名:「第1回ジュディッタ・パスタ記念 熊本復興国際オペラ歌手コンクール」
   団体名:日伊国際文化交流協会(ASCI) 実行委員長 河村邦比児

●選考理由
 
熊本から国際舞台で活躍するオペラ歌手を発掘しようと開催された初めてのコンクールは、日本のみならず国際的に活躍できるオペラ歌手の発掘・育成とともに国際舞台への足掛りの支援など、アジア出身の優秀な歌手が世界のオペラ界で活躍できるための国内外での実践的なサポートを計画されました。また、第1回コンクールが 熊本地震から6年の歳月を経て復興を成し遂げつつある御船町で開催されたことも大変喜ばしいことでした。このような取り組みの継続と今後益々の活動に期待します。

芸術の部 個人

(3)作品名:「開軒50年記念演奏会 第16回二宮晶代 箏こんさーと」
   個人名:二宮晶代

●選考理由
 
貴方は 昭和45年から50年以上にわたり箏曲の公演を通じ邦楽の普及活動を続けて来られました。その活動はヨーロッパや中国など海外公演や国内では指導者として「二宮晶代お箏教室」を主宰、また、大学の講師を務めるなど日本の伝統音楽の普及と熊本からの文化の発信に熱心に取り組まれています。箏曲の音楽活動は多岐にわたり、文化振興に寄与されてこられた功績は大きくますますの活躍を期待します。

第10回奨励賞受賞にあたって

(1)「アイラヴ漱石先生 朗読館」 株式会社エフエム熊本 田上陽香里

 この度は身に余る賞をいただき、ありがとうございます。

 当番組の素材となった書籍「アイラヴ漱石先生─漱石探求ガイドブック―」(昨年4月刊行)は、第44回熊日出版文化賞を受賞されています。それに続く受賞は大変光栄であり、恩返しができた気分です。

 番組の放送にあたっては、NPO法人くまもと漱石文化振興会、熊本大学文学部附属漱石・八雲教育研究センターのご支援の下、県内の各高校にも協力していただきました。文芸部や放送部をはじめ、野球部や写真部の生徒、特別編として熊本大学の学生の出演もあり、それぞれの興味・関心や個性が垣間見えます。放送前は生徒たちの本の読み方や考え方がわからず、トークもどうなるのか全く予想できませんでしたが、1人1人が漱石作品と正面から向き合い収録に挑んでくれたおかげで非常に実りの多い番組になりました。放送時間の都合により、泣く泣くカットした音声もたくさんあります。

 全20回の放送に関わった約半年間を振り返るとあっという間で、満足感とともに寂しい気持ちにもなりました。ラジオというメディアは見えるものではないため、少し地味なイメージをお持ちの方もおられるかもしれません。実際に出演者の中にもラジオに馴染みがない、聴いたことがないという生徒がいました。しかし、この番組を聴いていただいた方が漱石に関して興味を持ったり、高校生の発想に驚いたり、ラジオの魅力に気づいたりと、どこかで人の心を動かし、豊かにできたことが何より嬉しいです。

 この番組は熊日電子版で読むことが出来るほか、音声コンテンツを楽しめるAuDee(オーディー)というアプリで、いつでも、どこでも、何度でも聴くことが出来ます。漱石作品と同じように、永く残る番組、作品になることを願っています。また、今回の受賞を励みに、ラジオ局として今後も皆さまに愛される番組作りに取り組んでまいります。

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(2)「第1回ジュディッタ・パスタ記念 熊本復興国際オペラ歌手コンクール」 日伊国際文化交流協会会長 佐久間伸一

 この度は「第1回ジュディッタ・パスタ記念 熊本復興国際オペラ歌手コンクール」に対しまして、第10回市民財団奨励賞をいただき誠にありがとうございます。

 日伊国際文化交流協会は、2019年に第1回の国際コンクールを開催予定でしたが、コロナウイルスの感染が始まり活動休止の状態が続いておりました。2022年にコロナ感染も少しずつ収まりが見え始め、かねてよりジュディッタ・パスタ財団会長:オスカー・マシャドリ氏から共同開催の提案をいただいており、熊本地震から復興を成し遂げつつある御船町に開催の相談をいたしましたところ、ご賛同いただき、新たに輝く未来への出発点として本コンクールを位置づけられ、また、実行委員長をお引き受けいただきました熊本日日新聞社代表取締役社長河村邦比児様はじめ実行委員の皆様のお力添えもいただき開催が決定いたしました。

 本コンクールには、日本全国からオペラ、コンサート等で活躍中の歌手をはじめ多くの素晴らしい方々のご参加により、レベルの高いコンクールとなりました。本コンクール出場者の中から第1位の前川さん他3名の方に、本年5月イタリア・サロンノ市で開催の姉妹国際コンクールへの出場権が与えられ、見事2名の方が本選出場を果たしました。

 本年は10月26日より30日までの日程で「第2回ジュディッタ・パスタ記念 熊本復興国際オペラ歌手コンクール」が開催されます。本コンクールは優れたオペラ歌手を世に送り出すことを最大の目的としています。今後も継続し熊本をオペラの発信地として世界から注目される国際コンクールに成長できることを願っております。

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(3)「開軒50年記念演奏会 第16回二宮晶代 箏こんさーと」 二宮晶代

 この度は第10回市民財団奨励賞に選んでいただき、大変ありがたく光栄に存じます。

 宮城宗家での修行から帰郷して熊本で活動するようになってから、半世紀にもなろうとは、我ながら信じがたい思いです。帰熊後、お箏や三味線が一般的には馴染みが薄く、何か音楽とは違う特別のものとして受け取られているようで残念に感じていました。自分自身の技量を磨いたりお弟子さんを育てたりと漠然と考えていましたが、自分の教室を開設し、少しずつ目標がはっきりしてきました。お箏三味線に限らず、伝統文化や伝統音楽はそれを自ら演ずる者ばかりでなく、見たり聴いたりして楽しむ方々がいてこそ継承されるものだから、多くの方々に知ってもらい、その面白さを楽しんでいただける活動にも取り組みたいと。

 1986年『第1回二宮晶代箏こんさーと』を開催いたしました。以来、邦楽の多彩な面白さを少しでも多くの方に楽しんでいただきたいと隔年ごとに開催してきましたが、2015年に15回目を開催した翌年、熊本は大地震に見舞われ、また新型コロナの蔓延により窮屈な日常生活とともに、文化芸術活動やいろいろなイベントも中止・延期が余儀なくされてきました。まだまだ楽観できない状況の昨年4月、多くの方のご支援により開軒50年記念として第16回を開催できました。

 今回も藤原道山さんと池上眞吾さんをゲストにお招きし、新しい試みとして邦楽研究家の野川美穂子先生に司会と解説をお願いしました。曲の聴きどころやエピソードなどをお話しいただき、ご来場の皆様に邦楽が少しでも身近な音楽として楽しんでいただけたならば大変嬉しく思います。

 この演奏会も、今回で締めくくりかなとも思っていましたが、思いもかけず立派な賞をいただき、ご鞭撻と受け止めもうしばらくライフワークとしての『二宮晶代 箏こんさーと』を続けていければと思っています。

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Posted on August 18, 2021 and filed under 市民財団奨励賞.

「長谷検校ゆかりの三味線披露演奏会」 くまもと大邦楽祭実行委員会

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 2020年は熊本が生んだ地歌三絃界の名人 長谷幸輝検校の没後百年を数えました。

 後進の育成に力を注ぎ九州系地歌演奏家の活躍を促した検校の元へは名曲「春の海」の作曲者である宮城道雄をはじめ、全国の名人が教えを乞いに足を運んだと言われています。検校の功績を記念し、1993年から実施するくまもと全国邦楽コンクールは本年で26回を数えます。

 昨年11月23日、検校の没後百年を記念した演奏会「百年の時を甦る幻の音色」には、2018年に発見され実行委員会の手で修復された検校遺愛の三味線が初披露されました。

 九州系地歌を継承する藤本昭子さんによる地歌「黒髪」の演奏は、泰勝寺を舞台に百年の歳月を超えて在りし日の検校の姿を思い起こさせました。

 楽器は演奏しないと響きがなくなります。修復後の三味線を響かせるには、高度な技術と時間が必要です。藤本さんは一年以上かけて検校遺愛の三味線にいのちを注ぎこむ毎日を繰り返し、見事に甦らせてくれました。

 この日は全国邦楽コンクール第1回最優秀賞の田辺頌山さん、熊本出身の尾葉石輝美さんも演奏に加わり、邦楽の魅力を満喫させてくれました。

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◇特別寄稿◇

全世界的にコロナの影響が広がって一年半以上が過ぎましたが、いまだ厳しい状況が続いています。今号では当財団評議員の堀田清様に、「コロナ禍で制限を受ける中での文化活動」についてご寄稿頂きました。

 

「石の上にも三年」

       劇団石 堀田 清

石の上にも三年でスタートした劇団も今年で五十一年目を迎えることができました。NHK放送劇団解散後若手の団員たちで、今後は舞台を目指そうと発足しました。

放送劇団の先輩(築地豊治氏)が最低三年は頑張りなさいという思いと、石ころは踏まれても形が壊れないから、そんな劇団になりなさいと「石」と命名してくれました。

来るもの拒まず去るもの追わずのスタンスで、まじめに遊ぼうをモットーに家庭的な雰囲気で活動を続けて、気が付けば半世紀という感じです。いい仲間に出会えて、いいスタッフに恵まれ、温かいお客様の拍手に支えられたお陰だと感謝しています。

昨年七月に予定していた五〇周年記念公演は新型コロナの影響で延期をし、本年五月に一年遅れで何とか開催できましたが、稽古はコロナの影響で大変苦労しました。稽古場に入る前に検温、手の消毒、マスクの着用、参加者名簿に記入したら使用するテーブル・椅子などの除菌と今までには行っていなかったことが日常の行動パターンになりました。

本番前にコロナ蔓延防止の影響で公共の練習会場の貸し出しが中止になり、練習会場の確保に苦労しましたが、地区公民館のご協力で何とか練習が再開でき、感染予防に徹しての稽古です。会場が狭い関係で出番のないキャストは外で待機するなどの状況下で稽古は続きました。お客様に安心してご覧頂くためにキャスト・スタッフ六〇名全員がPCR検査を実施し、陰性であることを確認し五〇周年記念公演の本番を迎えることが出来ました。

公演が終わっても二週間は気が休まりません。お客様や公演関係者からコロナ感染者が出ないか心配でなりませんでしたが無事に二週間が経過し、有り難いことに全員異常なしでしたので公演終了を宣言しました。これで公演が終了したと安堵しました。

今までに経験したことのない公演でしたが、結果いい勉強になった記念公演でした。これからも、少しでも地域の文化向上に貢献できたらと思います。

Posted on August 18, 2021 and filed under イベント.

第7回市民財団奨励賞

第7回市民財団奨励賞 3作品が決定しました。

芸術の部 

(1)作品名 ミュージカル 「砂浜のエレジー ~肥後の石工恋唄~」
   団体名  熊本オペラ芸術協会

●選考理由
江戸時代の素朴な若者のロマンと幸せな日常に突然襲い掛かった津波の悲劇を繰り返してはならないとの願いを込めて、熊本オペラ芸術協会はミュージカルとして新作・初演し、その本拠地である平成音楽大学の熊本地震からの復興を支えてくれた人々への感謝と、亡くなられた方々の鎮魂と、復興に励む人々への激励を願って企画し、その願いを芸術的結実度の高い表現で多くの人々を感動させた。

(2)作品名 音楽劇『楽しいわが家』
   団体名 「楽しいわが家」制作実行委員会

●選考理由
戦時中、国民歌謡第一号になった「やすくにの」の作詞者の家族をモデルにした音楽劇で、日中戦争が始まり凩の時が始まろうとしていた時でも巷には青空があり、人々の暮らしの中に家族の愛と喜びと音楽があり、再び戦争が訪れることがなく平和な暮らしが続くようにと願っての企画を演劇の舞台に誰でも知る歌と踊りを加味した舞台を作り上げ、笑いを呼び、時代を共有させ、また、若くして戦死した青年将校の詩には涙を流させるなど観衆の共感を呼んだ。

学術の部

(3)作品名 「サブプライム金融危機と国家市場経済」蒼天社出版
   団体名  坂本正 元熊本学園大学長

●選考理由
リーマンショックの発端となった米国の低所得者住宅融資を表す「サブプライムローン」と言う言葉を紹介定着させ、金融危機時に政府が民間企業に支援する体制を「国家市場経済」と定義して、「政府は市場に介入すべきではない」という定説を覆した状況を分析し、昨今の経済的脆弱性を「金融危機以降続けられている景気刺激策による政府や中央銀行の財政悪化で、次の金融危機には支援能力がない」と分析、警鐘を鳴らしている。緊急の課題を中国との共同研究で集大成し国際的な注目を浴びている。

第7回奨励賞受賞にあたって

コロナに打ち克つ文化活動
理事長 小野友道

 第7回奨励賞が決定しました。新型コロナ感染症の影響を受けて、贈賞式を行うことが叶いませんでした。申し訳ない気持ちで一杯です。しかし、受賞者皆様から慶びのお声を頂戴し胸を撫でおろしています。おめでとうございました。そして有難うございました。
 コロナの影響で熊本の文化活動も壊滅的な影響を被っています。しかし、人類はそう簡単には打ちのめされません。歴史を繙きますと、多くの災害や感染症流行などの経験から、我々の先輩は新しい芸術作品あるいは学術成果を上げてきたのです。今回の受賞者の方々、そして多様な文化活動に取り組んでおられる同士の皆様、今はひたすらマスクをし、コロナをやり過ごしてください。その中で、コロナが引き起こしている諸々の社会現象を、それぞれの研ぎ澄まされた五感で観察し、次なる活動のためのマグマをたっぷり貯めて頂きたいのです。そして時機をすばらしい成果をご披露して下さい。

「熊本オペラ芸術協会」
会長・芸術監督/作曲家・指揮者 出田敬三

このたびはミュージカル「砂浜のエレジー」~肥後の石工恋唄~(出田敬三作曲・指揮/古木信子原作/松岡優子脚本・演出)新作・初演におきまして、第7回市民財団奨励賞を受賞できましたことを心より感謝申し上げます。2014年の異空間オペラ「魔笛」~肥後くまもと魔法の笛~(モーツァルト作曲)に続く、2回目の受賞を大変嬉しく思っております。熊本オペラ芸術協会は熊本で最も長い歴史を持つオペラ団体で、これまでも地域の題材を基にしたオペラを数多く上演してまいりましたが、この作品は熊本地震復興を祈念して作られた初のミュージカル作品です。創作のきっかけは公演のおよそ1年半前に古木信子氏から送られてきた一つの原稿でした。地震と津波で最愛の人を失った石工の林蔵が悲しみを乗り越えて立ち上がる姿、人間愛とひとつのことに賭ける情熱等と私たちが経験した熊本地震とが重なってイメージしたものが即興的にメロディーとして溢れてきました。2016年の熊本地震では本協会の本拠地である平成音楽大学は校舎の約8割が倒壊いたしました。それから約3年半を経て、昨年8月に新キャンパスの完成となりました。その間、国内外の多くの方々からたくさんの温かいご支援をいただいております。その方々への感謝の想いを込めて、この作品は上演されました。ピアノ、電子キーボード、電子オルガン、パーカッションによるオーケストラ、原作者のナレーション、客演・協会員等によるソリストや平成音楽大学学生による合唱団の方言を交えたテンポの良いセリフ、リズミカルでコミカルなダンス、よさこい演舞を織り交ぜて、演出、そして舞台スタッフによって音楽と演技とが一体となったすばらしい感謝の舞台となりました。私を含め、すべての出演者、スタッフがこの作品によってひとつになり、力の限りを尽くして臨んだこの舞台は私共にとっての宝物です。(初演2019年9月20日・再演2020年2月2日)

 コロナ禍にある現在、歌うこと等の舞台表現活動が制限されていますが、地域に根差した芸術文化の発展のために協会員一同さらに研鑽を重ねてまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。

ミュージカル「砂浜のエレジー」~肥後の石工恋唄~より

音楽劇「楽しいわが家」
座付戯作者 井上智重

 本来は総支配人(プロデューサー)の小川芳宏さんが代表し、御礼を申すところですが、楽屋裏を知り尽くしている戯作者の立場で一講釈を。
 毎回、実行委員会を立ち上げ、公演しておりますが、実は七作目にあたるお芝居です。一回目は東大名誉教授平川祐弘先生に台本をお願いした夢幻能様式の「青柳」、二作目は作家の出久根達郎先生の「庭に一本なつめの金ちゃん」、三作目は「わが青春のムーランルージュ」、四作目が半藤一利作「夢・草枕―桜吹雪の峠の茶屋」のリーメーク、そして「アイラブくまもと 漱石の四年三カ月」、「ハーンが見た『熊本のこころ』」、音楽劇「楽しいわが家」となります。五作目の「アイラブくまもと――」までは新宿でも公演しております。浜畑賢吉さんがかかわられるようになったのは三作目からで演出、脚本、主演もお願いするようになりました。私も「わが青春―」や「アイラブ―」「ハーンが見た―」、そして「楽しいわが家」の原案・作、共同台本にかかわり、座付戯作者を称しているわけです。
 こうした夢芝居ができたのもお菓子の香梅副島隆会長あってのことです。
 さて、音楽劇「楽しいわが家」のお話です。下通に「山脈」という純喫茶がありました。ギシギシ音のする階段を上り、ドアを押すとカウベルの音がします。蝶ネクタイをした長身白皙のマスターがカウンターの向こうに立っていて、座席にすわると白いブラウス、黒いスカートの夫人が注文を聞きにきます。お腹をすかせた貧乏学生の私はよくホットケーキを頼んだものです。四人ほどが向かい合って座れるテーブル席に女子大生が一緒になることもありました。いまのカミさんです。中島みゆきに「相席」という歌があり、「あいかわらずね、この店のマスター、客をちゃんと見ていない」という歌詞を聞くたびに、顔が赤らみます。実はちゃんと客を見ていて、見てないふりしていたマスターこそ、浜畑さんが演じられた大江捷也さんです。
 そうした貧しくも恥ずかしいわが青春の思い出をちょっぴり入れ、大江さんの尊父、大江一二三さんの物語を音楽劇としたものがこの作品です。半世紀以上にわたり熊本の文化活動を担ってこられた大江捷也さんに対するオマジューもありますが、戦死した部下立山英夫中尉の母に宛てた弔電「ヤスクニノ ミヤにミタマハ シズマルモ ヲリヲリカヘレ ハハノユメジニ」に秘められた日本のこころ、それを作曲した信時潔の鎮魂の思いがこの舞台に魂を入れました。立山中尉が母への思いをつづった詩を浜畑さんが読み上げ、「お母さん、お母さん…」と二十四回繰り返されると会場にすすり泣きがもれ、さざ波のように広がっていきました。私の目も滲んでいました。
 昼夜二回合わせて千四百人の方々に見ていただきましたが、「感動した」と皆様からいわれました。冗漫な原作台本を見事に再構成された浜畑さんの包丁さばき、音楽デザインの春日信子さん、そして初回からスタッフ、キャストを束ね、舞台を形づくってこられた堀田清さんによるところがありました。
 副島会長には副委員長にまわっていただき、福田稠さんに実行委員長になっていただきましたが、実行委員の皆さんに協賛広告からチケット販売までずいぶん無理を申しました。
 コロナ禍を乗り越え、またやります。十一月二十五日、市民会館シアーズホーム夢ホールで「きょうも隣に山頭火」です。昼の部には五木寛之さんの特別講演付きです。

コロナ不況と国家市場経済
熊本学園大学シニア客員教授 坂本 正

 新型コロナウイルスの脅威はすさまじい。世界規模の感染が続いているので、そう簡単に収まりそうもない。早期発見、早期治療、そのための検査、隔離、ワクチンと治療薬の開発、医療機器の手配と病床の確保、インフルエンザとの複合化に備えた発熱外来の整備、医療従事者の健康管理と病院経営の救済…。課題は山のようにあるが、経済回復を見据えて、コロナ共存を前提にした人の移動が進めば、東京から地方への感染、海外からの感染者の流入を果たして食い止めることが出来るのか。厳しい状況下で世界規模での経済不況は避けられそうもない。東京は豊かな財政力でオリンピック誘致を進めてきたが、今は一気に財政危機だ。
 コロナ対策の費用と経済不況で、日本の財政は危機的状況になると予想されるが、今のところ打つ手はない。実はコロナ対策以前に昨年末から日本の経済は悪化していた。消費税増税の経済へのマイナス効果が大きいが、リーマン・ショックからの不況脱出策のマイナス面の方が基本問題で、大規模な財政支出、国債発行を進め、日銀がその国債を市場から大量に買い込むという未曽有の政策をとってきたが、効果が上がらなかった。
 深刻な経済不況の際に経営危機に陥った銀行を救済するために政府が公的資金を投入するという政策を、私は国家が市場経済を維持するための国家市場経済と名付けたが、リーマン・ショックの時、アメリカや欧米主要国もこの政策をとった。実はその先行事例は日本で20世紀末の金融危機の際2度にわたって、主要銀行に政府が資本注入を行い、公的資金投入の先鞭をつけた。これは緊急政策で経済が回復すれば政府が介入することのない市場経済に戻るのが筋だが、日本はそれからも大きく外れてきた。景気回復の金融政策としてアメリカが超金融緩和政策を行ったが、日本だけが株式も買い込むなど大規模にいわば異次元でその政策を続けている。本来政府から独立した金融政策をとるべき中央銀行が、政府の政策の先頭に立って国債を大量に買い、他方、株式市場で大企業の大株主になる姿は誰も想像しなかったものだ。日本版の国家市場経済だ。
 日銀が国家市場経済の一翼を担うことで日本はまだ本来の市場経済には復帰できていない、厳しい状況にあるが、これは金融・財政危機の前兆ではないか。『サブプライム金融危機と国家市場経済』はそういう警鐘を込めたものだ。
 どうも不安は的中した。日本はこれ以上赤字国債を発行できないほど厳しい財政状況にあるのではないか。日銀は財政ファイナンスといわれる形で国債を引き受けてきた。今や国債の直接引き受け状況にまで踏み込んだのではないか。これが市場経済と呼ばれる状況と大きく違っているのは明らかだ。コロナ不況と財政・金融危機の複合危機になるとどうなるのか。果たしてこの本の続編はどうなるのか。不安な日々を過ごしている。

Posted on July 6, 2020 and filed under 市民財団奨励賞.

第6回市民財団奨励賞 3作品

芸術賞

作品名 日本舞踊 伝承の会
団体名 日本舞踊 伝承の会 実行委員会

●選考理由
日本固有の伝統芸術である日本舞踊の普及と伝承を目指して、流派や社中や所属する団体の枠を超えて在熊の日本舞踊家が連帯を深め、集結して次世代の育成に取り組んだことは初の試みであります。

古典舞踊や、古典にのっとった創作舞踊「球磨川」を芸術性高く表現することで次世代に刺激を与え、また、舞台に抜擢することで具体的に伝承効果や育成効果をあげました。さらに、日本舞踊を志す幼い世代にその基礎基本を習得させたうえで舞台表現をさせ、次世代への伝承の裾野を広げ、なお 若い鑑賞者の拡大を願って県内の高校生を招待して伝統芸能のもつ迫力や感動を体験し関心を持つ機会を作ったことなどを含めて顕彰し、ここに第六回市民財団奨励賞を贈り表彰します

芸術賞

作品名 ふるさとの宝を!コンサート
団体名 ふるさとの宝を!コンサート実行委員会

●選考理由
平成二十八年の熊本地震で先祖代々大切にしてきた美しい自然や多くの文化財が失われました。文化財を失った人々と思いを同じにすることで励まし、復興に向けての協力を呼びかけることを目的に、熊本で生まれ育ち現在活躍中の若い音楽家たちがお互いに声を掛け合って全国各地から結集し、古典から震災からの復興を呼びかけた新作の初演などで文化遺産の復興を願い多くの人々に感動を与えました。さらに出演者全員が熊本県文化協会を通じて文化財復興の資金の一部にと多額の拠金をしてくれました。ふるさとの宝の復興を呼びかけるために集まった若い音楽家たち、彼らこそふるさとの宝であるとの思いから第六回市民財団賞を贈りここに表彰します

芸術賞(個人)

作品名 オイディプス王及び映画『声』
団体名 ゼーロンの会主宰 上村清彦

●選考理由
劇団ゼーロンの会主宰の上村清彦氏はかねてからギリシャ悲劇やシェイクスピア劇を現代的思索で把握し、ギリシャ悲劇やシェイクスピアを通じて上村清彦固有の世界を創出してきていました。それらの作品は常に話題を呼び高く評価されていましたが、今回のオイディプス王は劇場ではなく本妙寺本堂という限定された空間の中で上村清彦世界の創出を見事に結実させました。映画「声」は声そのものを言語を超越して人間の総量としてとらえた上村清彦氏が、声を介して人間と人間が向かい合い奇跡的で美しい物語として脚本に仕上げ、また主演している短編映画であります。常に先験的な実験的な創作活動を通じて、上村清彦の世界を創出している氏の活動を高く評価し、第六回市民財団奨励賞を贈りここに表彰します。

Posted on August 16, 2019 and filed under 市民財団奨励賞.

第5回市民財団奨励賞

芸術の部

作品名 新作オペラ「笛姫」全3幕
団体名 熊本シティオペラ協会(代表 佐久間 伸一 様)

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●選考理由
貴団体は創立三十周年を記念して熊本の風土と歴史を反映させた。「オペラ笛姫」を初演し、阿蘇の創生期を舞台に異質な文化の共存の尊重を通じて一管の笛に託して生命、愛の力、芸術の力、の大切さと平和の尊さを改めて現代に問いかけ満席の観客を感動させました。

 

芸術の部

作品名 華麗なる音楽の祭典 交響詩曲「伊東マンショ~時を超える祈り~」作曲:出田敬三
団体名 平成音楽大学(学長 出田 敬三 様)

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●選考理由
貴大学は学園創立四十五周年を記念して開催された華麗なる音楽の祭典において、「交響詩曲伊東マンショ~時を超える祈り~」を製作初演し、信仰とロマンを命をかけて求め続けた若者の志を高らかに歌い上げ、今を生きる人々に深い感動を与えました。

 

芸術の部

作品名 春日信子ソプラノリサイタル歌楽「鶴」および「大中恩のせかい ひとりぼっちがたまらなかったら」
個人 春日信子 様(個人)

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●選考理由
歌楽「鶴」と「大中恩のせかい ひとりぼっちがたまらなかったら」の二回にわたるリサイタルを公演され、「歌楽」では語りと歌で日本人の心情を深く表現し、「大中恩のせかい」では恩師の世界を二十六曲で綴りました。特にこのリサイタルのために恩師から贈られた「アマリリス三部作」の初演は聴衆に感銘を与えました。

Posted on June 13, 2018 and filed under 市民財団奨励賞.

第4回市民財団奨励賞

(1)芸術の部

作品名 『第100回記念定期演奏会』(創立50周年記念)
団体名  熊本交響楽団(団員代表 山﨑 崇伸)

 

(2)文化の部

作品名 創作舞踊劇『湯の上ものがたり~鰐瀬地区の歴史と文化遺産~』
団体名 湯の上ものがたり実行委員会(代表 藤間 珠寿々)

 

(3)学術の部

作品名  『永青文庫叢書  細川家文書』(全5冊)、『熊本大学寄託永青文庫資料総目録』(4巻揃)
団体名   熊本大学文学部附属永青文庫研究センター(センター長  稲葉 継陽)

 

Posted on July 27, 2017 and filed under 市民財団奨励賞.

第4回市民財団奨励賞 選考委員会開催

平成28年3月10日
一般財団法人熊本芸術文化学術振興市民財団
理事長 小野 友道

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第4回市民財団奨励賞を選定する選考委員会(第4回市民財団奨励賞選考委員会 委員長 大江 捷也)を、平成28年3月10日熊本市中央区にて開催しました。またこれまで評議員2名・理事2名で選考委員会が構成されていましたが、今回より新たに理事長が指名した会員2名が加わり6名で開催しました。

平成27年度(平成27年4月~平成28年3月)の期間に熊本県内にて発表された芸術・文化・学術の分野から、市民財団全ての会員に推薦を募り、数多くの会員から推薦が集まりました。ご推薦、誠にありがとうございました。

本日選定された作品は、後日開催される理事会、さらに評議員会の承認決議を経て決定された後、発表されます。第4回市民財団奨励賞の発表と授与式は、平成28年は熊本地震の影響で贈呈式が行えませんでしたので、平成29年5月に開催されました。

【第4回市民財団奨励賞選考委員会委員】

委員長 大江 捷也(理事) … 熊本県文化懇話会・熊本県文化協会 常任顧問
委員   﨑元 達郎(会員) … 学校法人銀杏学園 熊本保健科学大学 学長
委員   白瀬 貴美子(会員) … 熊本酸素株式会社 代表取締役社長
委員   小川 芳宏(評議員) … 熊本県文化懇話会・熊本県文化協会 相談役
委員   副島 隆(評議員) … 熊本アイルランド協会 会長
委員   栗谷 利夫(理事) … KINKEIファーム CEO

【これまでに授与した市民財団奨励賞作品一覧】

≪第1回市民財団奨励賞≫(平成24年度発表)
□ オペラ『AIDA』 (ラスカーラオペラ協会)
□ 創作劇『青柳』 (創作劇『青柳』制作・上演実行委員会)
□ 創作舞踊劇『王昭君 秘抄』 (熊本県日本舞踊協会)


≪第2回市民財団奨励賞≫(平成25年度発表)
□ 『ヴェルディ生誕200年記念オペラ特別公演「椿姫」全三幕』 (熊本シティ・オペラ協会)
□ 『交聲曲 海道東征』 (グルッポ・ヴィーヴォ)
□ 『庭に一本なつめの金ちゃん』 (『庭に一本なつめの金ちゃん』制作上演委員会)


≪第3回市民財団奨励賞≫(平成26年度発表)
□ 『熊本ユースシンフォニーオーケストラ創立50周年記念 第46回定期演奏会』 (熊本ユースシンフォニーオーケストラ)
□ 『異空間オペラ「魔笛」~肥後くまもとの魔法の笛』 (熊本オペラ芸術協会)
□ 『新宿くまもと物語「わが青春のムーラン・ルージュ」』 (新宿くまもと物語『わが青春のムーラン・ルージュ』制作上演委員会)


≪第4回市民財団奨励賞≫(平成28年度発表)
作品名 『第100回記念定期演奏会』(創立50周年記念)(熊本交響楽団)
作品名 創作舞踊劇『湯の上ものがたり~鰐瀬地区の歴史と文化遺産~』(湯の上ものがたり実行委員会)
作品名 『永青文庫叢書 細川家文書』(全5冊)、『熊本大学寄託永青文庫資料総目録』(4巻揃)
    (熊本大学文学部附属永青文庫研究センター)

以上

第4回市民財団奨励賞 作品候補推薦依頼(終了しました)

平成28年2月1日

会員各位

一般財団法人熊本芸術文化学術振興市民財団
理事長  小野 友道   

 熊本市民財団では、毎年5月に開催している定時総会の折に、その年度(今回の推薦依頼期間は平成27年4月~平成28年3月)に発表される熊本の芸術・文化・学術作品を表彰することにしていますが、第2回市民財団奨励賞より全会員に推薦を依頼し、その後、選考委員会での決定を経て、理事会ならびに評議員会の承認を得て市民財団奨励賞を授与しています。

 今回から新たに理事長指名で会員2名が選考委員に加わり、選考過程の透明性と公平性を更に高めることにしました。つきましては是非作品候補推薦をお願い申し上げます。

 3候補まで推薦可能ですが、特に指定がない限り順不同とさせていただきます。2月29日までに指定の返信はがきを利用してご推薦ください。

 会員からのご推薦をもとに、平成28年5月頃(予定)に開催する定時総会開催時に、第4回市民財団奨励賞の授与式を行う予定です。

 今後とも当財団へのご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

【第4回市民財団奨励賞 選考委員会】

委員長 大江 捷也(理事) … 熊本県文化懇話会・熊本県文化協会 常任顧問
委員   﨑元 達郎(会員) … 学校法人銀杏学園 熊本保健科学大学 学長
委員   白瀬 貴美子(会員) … 熊本酸素株式会社 代表取締役社長
委員   小川 芳宏(評議員) … 熊本県文化懇話会・熊本県文化協会 相談役
委員   副島 隆(評議員) … 熊本アイルランド協会 会長
委員   栗谷 利夫(理事) … KINKEIファーム CEO

【これまでに授与した市民財団奨励賞作品一覧】

≪第1回市民財団奨励賞≫(平成24年度発表)
□ オペラ『AIDA』 (ラスカーラオペラ協会)
□ 創作劇『青柳』 (創作劇『青柳』制作・上演実行委員会)
□ 創作舞踊劇『王昭君 秘抄』 (熊本県日本舞踊協会)


≪第2回市民財団奨励賞≫(平成25年度発表)
□ 『ヴェルディ生誕200年記念オペラ特別公演「椿姫」全三幕』 (熊本シティ・オペラ協会)
□ 『交聲曲 海道東征』 (グルッポ・ヴィーヴォ)
□ 『庭に一本なつめの金ちゃん』 (『庭に一本なつめの金ちゃん』制作上演委員会)


≪第3回市民財団奨励賞≫(平成26年度発表)
□ 『熊本ユースシンフォニーオーケストラ創立50周年記念 第46回定期演奏会』 (熊本ユースシンフォニーオーケストラ)
□ 『異空間オペラ「魔笛」~肥後くまもとの魔法の笛』 (熊本オペラ芸術協会)
□ 『新宿くまもと物語「わが青春のムーラン・ルージュ」』 (新宿くまもと物語『わが青春のムーラン・ルージュ』制作上演委員会)

以上

Posted on February 2, 2016 and filed under 市民財団奨励賞.

9/2「夢・草枕」熊本公演チケット お買い求めはお早めに(終了しました)

いよいよ9月2日(水)は「夢・草枕~峠の茶屋の花吹雪~」熊本公演の日となりました。

 

思えば、記者会見発表以前から、この日のために、稽古や舞台道具づくり、その他事務的なことなど色んなことがありましたが、とうとうこの日を迎えました。

「東京にいる姉が先日の新宿公演を観に行って良かったと言ってたのよ!」という訳で、熊本に住んでるので私も観に行こうかしら… そんな方もいらっしゃって夕方、ありがたくチケットが売れて行きました。実話です(笑)

市民財団事務局にも「チケットまだありますか?」のお問合せ電話が入ってきております。熊本公演チケット、まだまだ販売しております。お席は全席自由席です。

チケットは、熊本公演を行う市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)で、開演1時間前(17:00頃~)に入口近くで販売を行うほか、熊本市民財団(携帯080-1541-8181)、熊日生涯学習プラザ(電話096-327-3125)、熊日販売センター、熊日プレイガイド、チケットぴあ(Pコード:445113)<セブンイレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ各店>、でお取扱しておりますので、是非お買い求めください。

皆さまのご来場、心よりお待ち申し上げております。

夢・草枕 ~峠の茶屋の花吹雪~ ≪熊本公演≫
2015年9月2日(水) 18:00開場 18:30開演(20:30終演予定)
市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)
チケット 1枚3,000円(税込)

【チケット販売箇所】
・一般財団法人熊本芸術文化学術振興市民財団<通称 熊本市民財団> 
・熊日生涯学習プラザ (電話096-327-3125) びぷれす熊日会館6階
・熊日販売センター
・熊日プレイガイド
・チケットぴあ(Pコード:445113)<セブンイレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ各店

Posted on September 1, 2015 and filed under 「夢・草枕」, チケット, 共催.

第五回 ルーテル・アート・エキシビジョン (終了しました)

 一般財団法人熊本芸術文化学術振興市民財団(熊本市北区龍田 理事長 小野 友道)は、アート展とコンサートを一年ごとに交互開催しているルーテル・アート・アカデミーに今年も後援します。
 お気軽に会場へ足をお運びください。詳細は下記をご覧ください。

第5回ルーテル・アート・エキシビジョン

ルーテル学院(旧九州女学院)高等学校 芸術コース(美術専攻)卒業生作品展

 

【展示期間】  2015年7月29日(水) ~ 8月3日(月)
          10:00 ~ 18:00(最終日17:00)

【展示場所】 アートスペース大宝堂
         (メガネの大宝堂 上通本店 地下)

【主 催】 ルーテル・アート・アカデミー

【後 援】 一般財団法人熊本芸術文化学術振興市民財団ほか

【お問合せ先】 ルーテル・アート・アカデミー事務局

〒860-8520
熊本市中央区黒髪3丁目12-16(ルーテル学院高等学校内)
☎ 096-343-3246  FAX 096-323-3455
E-mail luther_art_academy@yahoo.co.jp

 

 

 

以上

Posted on June 30, 2015 and filed under 後援, イベント.